激しく降る雨に打たれて
隠すように溢れる雫
触れられたその手には
ぬくもりなんか 宿っていなかった
冷たいぬくもりに気づいたときには
雨はとっくに止んでいて
しなだれるようにぽつりぽつりと
向日葵から落ちる 雫
離れた手が求めたのは
ぬくもりでもなんでもなく
ただひとつの「愛」でした
( 061018 )
←