夕焼落ちていく 水平線
薄暗くなった空に
反映された海を見つめて
ねえ、あなたは何を想う?
あなたは誰を想う?
「嗚呼 願わくば 私でありますように」
・・・なんて

手を取って 触れて
夏の陽射しに負けないくらい
熱く 熱く 口付けて欲しいの

夏が終わってもこの手が離れないように
少しだけ涼しくなった 海を見つめて

この夜が 終わらないように


(050801)