海沿いを歩き
海と一体となった空を見つめる
泣きたくなるくらい やさしくて
泣きたくなるくらい かなしい

ふと ぱしゃんと音がして
振り返った先に あなた
一体となった海と空
打ち壊すように 笑って足を浸す

熱くなるまぶたを必死に抑えて
泣きそうな顔をして笑った
あなたはそこにいた
海は果てしなく続いていた
触れた水は 冷たくてあたたかかった


Poetic Summer Festival2投稿作品。
( 050902 )